工事管理システム「建て役者」

建築業界におけるテレワークの必要性

2020.06.22

各企業でテレワークや在宅勤務が推し進められるのに伴い、PCやタブレットの支給、ソフトウェアの導入などが盛んに行われています。
しかし、建築業界ではテレワークや在宅勤務を導入する動きはほかの業界に比べて鈍いように感じられます。

もっとも、対面での営業や現場での作業など、「その場」に行かなければできない事が多いのが理由だと思いますが、「その場」に行かなければできない事が多いからこそ「テレワーク」の必要性を考えていきたいと思います。

そもそも、「テレワーク」と「在宅勤務」はそれぞれ意味合いが違います。
 ・テレワーク:情報通信技術を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと
 ・在宅勤務:自宅でパソコンやインターネットを使い働くこと

ということは、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方の実現は建築業界にすごくマッチするのではないでしょうか。

普段の業務は会社でなければできない事?

テレワークでの働き方を実現させるのに重要なのが、「会社(事務所)で行っている業務を、どこにいても可能にする」ということです。

普段の業務を想像してみてください。
1日の中で、会社で行う仕事と会社の外で行う仕事が混在していませんか?

例えば、
営業は日中お客様先へ訪問し、数件打合せをこなしてから夕方に事務所で見積書や契約書の作成。
また、現場監督は日中は現場で指揮をとり、夕方に事務所で別の工事の実行予算の作成や発注などを行うでしょう。

こうした状況に対し、
営業は日中の空き時間を使って、車などで見積書や契約書の作成を行うことができたら、帰社する必要がなくなります。
現場監督は日中の空き時間でサクッと発注業務を終えることができれば、帰社したとしても今までよりも短時間の作業で済みます。

では、どうすれば会社で行っている業務を場所を問わず行えるようになるのでしょうか。

場所を問わない働き方へ

「業務を場所を問わず行えるように」つまりテレワークを行うためには、
テレワークの概念にもある通り、「情報通信技術」の活用が必要不可欠となります。

どんなものが必要なのかは、以前弊社のテレワーク手法をご紹介した記事をご参考いただければと思いますが、以下のようなものが必要となってきます。

[ハード機器]
・持ち運び可能なPCやタブレット端末
・Wi-Fiルーター

[社内業務]・・・社内の情報共有も兼ねるもの
・業界向け管理システムやグループウェア
・受発注システム
・勤怠システム

[コミュニケーション]
・電話
・メール
・チャットツール
・Web会議ツール

[その他]
・Faxをメールで送受信できるようにする
・VPN接続(社内サーバへの接続のため)

また、外に情報を持ち出すという観点からはセキュリティ対策もしっかりとする必要があります。

システムの導入には時間がかかることがあるので、まずは今あるものから活用していく、すでに使っているものがテレワークに使えるのか確認する必要があります。
さらに、システムによっては補助金や助成金が使用できるものがあるので検討を開始するのも良いのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしょうか、今回は建築業界がテレワークを行うために必要な事をまとめました。

対面で仕事をする機会が多く、事務所での作業も多い業界だからこそ、効率的で多様な働き方が求められます。
今回の新型コロナウイルスのように人との接触を避けるためのテレワークではなく、災害などの緊急時や効率的な働き方を実現させるためにテレワークは必要なのではないでしょうか。

 

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