IT導入補助金2021がスタート。補助金の気になるアレコレを確認
2021.04.27
今年も2021年4月7日からIT導入補助金の交付申請がスタートしております。
IT導入補助金は開始されてから今年で5回目となりました。
「交付申請したことがある」「検討したことがある」「過去のIT導入補助金で実際に交付された」など、
ITツールを導入するにあたって、だんだんと認知度が高くなっている補助金ではないでしょうか。
今回はそんなIT導入補助金についてまとめてみました。是非ご確認ください!
IT導入補助金ってどんな補助金?
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者の生産性向上を図ることを目的として作られた制度です。
例えば、今後複数年に渡り直面する制度変更は、下記のようなものがあります。
・働き方改革
・被用者保険の適用拡大
・賃上げ
・インボイスの導入 等、
こういった制度変更に対応するため、IT導入補助金は生産性向上に資するITツール(ソフトウェア・サービス)を導入するための事業費用の一部を補助等を行います。
また、昨今の新型コロナウイルス感染症の流行が継続する中、状況に対応したビジネスモデルの転換も考えなければいけません。
労働生産性の向上や、業務の非対面化に取り組む中⼩企業・小規模事業者等のITツール導入の後押しにもなるのではないでしょうか。
参考:●IT導入補助金 https://www.it-hojo.jp/
補助対象事業者について
補助対象になるのは、中小企業・小規模事業者となっています。
例えば、建設業における中小企業の定義は、資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人事業主となります。
詳しくはHPに記載があるので確認してみてください。
●事業概要 https://www.it-hojo.jp/overview/
補助対象になるのはどんなもの?
補助対象になるのは、ソフトウェア費や拡張機能、データ連携ツール、導入関連費などです。
例えば、「建て役者」であれば以下の内容が補助対象になります。
カテゴリー | ツール名 | 申請可能分類 |
---|---|---|
ソフトウェア | 「建て役者」プロフェッショナル | A類型、C類型、D類型 |
ソフトウェア | 「建て役者」ベーシック | A類型、C類型、D類型 |
ソフトウェア | 「建て役者」プロフェッショナル(大規模ライセンス版) | A類型、D類型 |
役務 | 操作説明会 | ー |
役務 | 保守 | ー |
オプション | スケジュール | ー |
オプション | PinMap(建て役者連携版) | ー |
オプション | LINE WORKS連携 | ー |
「建て役者」以外のITツールも確認したいよ!という方は、IT導入補助金HPをご確認ください。
まだITツールの検索は出来ないようですが、ITツール登録リストは確認出来るようです。
●IT導入支援事業者・ITツール検索 https://www.it-hojo.jp/applicant/vendorlist.html
補助上限と下限を知っておきましょう!
もちろん、補助金には上限額・下限額があります。
また、最大補助率も併せて確認しておきましょう。
類型 | 補助金申請額 | 補助率 | 非対面化ツール | 賃上げ目標 |
---|---|---|---|---|
A類型 | 30万~150万未満 | 1/2以内 | ー | 加点項目 |
B類型 | 150万~450万以下 | 1/2以内 | ー | 必須項目 |
C-1類型 | 30万~300万未満 | 2/3以内 | 必須 | 加点項目 |
C-2類型 | 300万~450万以下 | 2/3以内 | 必須 | 必須項目 |
D類型 | 30万~150万以下 | 2/3以内 | 必須 | 加点項目 |
\例えばこんな組み合わせ/
・「建て役者」プロフェッショナル 5ユーザー (初期費用:480,000円、年間利用料:477,600円)
・導入説明会 1回 (100,000円/回)
・スケジュールオプション (年間利用料24,000円)
上記をC-1類型で補助金申請・交付された場合、
【合計1,081,600円(税抜)】に対して、【約721,000円(税抜)】の補助を受けられます。
交付申請を検討している類型の公募要領もしっかりと確認してくださいね!
●IT導入補助金2021 公募要領 通常枠(A・B類型)版
https://www.it-hojo.jp/r02/doc/pdf/r2_application_guidelines.pdf
●IT導入補助金2021 公募要領 低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)版
https://www.it-hojo.jp/r02/doc/pdf/r2_application_guidelines_tokubetsuwaku.pdf
気になる事業スケジュールは?
事業内容は大体把握できましたか?
ここで、気になるのが事業スケジュール。
現時点では1次締切と2次締切についてHPに記載があります。
スケジュールは変更される場合があるので、IT導入補助金HPのご確認をお願いします!
●事業スケジュール https://www.it-hojo.jp/schedule/
■通常枠(A・B類型)
1次締切分 | 締切日 | 5月14日(金)17:00(予定) |
交付決定日 | 6月15日(火)(予定) | |
2次締切分 | 締切日 | 7月中(予定) |
交付決定日 | 8月中(予定) |
1次締切分 | 締切日 | 5月14日(金)17:00(予定) |
交付決定日 | 6月15日(火)(予定) | |
2次締切分 | 締切日 | 7月中(予定) |
交付決定日 | 8月中(予定) |
まとめ
今回はIT導入補助金2021について簡単にまとめてみました。
ITツール導入をお考えの方はぜひ、IT導入補助金の交付申請を検討してみてください。
最大で450万円!最大補助率2/3!というのは、ITツール導入を目指す企業にとって、とっても魅力的な補助金ではないでしょうか。
最後に、「建て役者」を提供する株式会社システムサポートは本年もIT導入支援事業者に登録しております。
「建て役者」だけではなく、勤怠・作業管理システムの「就業役者」やシフト管理の「SHIFTEE」も補助金対象のITツールとして登録しています。また、他社システムも一部取扱いがございます。
コロナ禍において一気に進んだイメージのある企業のIT化ですが、IT化がしづらい業界・業種があるのも事実です。
思わぬところにIT化するメリットが隠れているかもしれません。
IT導入補助金をきっかけに一緒にIT化を考えてみませんか?